ふぐの素人調理は危険です。
素人調理はやめましょう!

 

 静岡県内で平成15年に、3件のふぐによる食中毒が発生しました。

 いずれも、素人が自分で釣ったふぐを家庭で調理して発生しています。

 

1件目

2件目

3件目

発生年月日

平成

1532日(日)

平成

15316日(日)

平成

151124日(月)

発生場所

S市 家庭

H市 家庭

S市 家庭

ふぐの種類

不明

コモンフグ

不明

患者数

1人

1人

2人(内1人死亡)

主な症状

浮遊感、四肢のしびれ、口唇麻痺

口唇のしびれ、浮遊感、起立不能

麻痺

概 要

釣り上げたふぐを自分で調理し、身と卵巣部分を食べる。

釣り上げたふぐを自分で調理し、身と内臓を食べる。

釣り上げたふぐを干物にしたものを譲り受ける。1家族2人が食べ2人が発症、1人は死亡。



<コモンフグ>体長25cm以下の小型種 <ドクサバフグ>体長45cmの中型種
サバフグの中にも毒のあるものがあります。


■これまでに静岡県で起きたふぐによる食中毒事件(昭和41年〜現在)

 ・発生件数14件、患者数21人(うち死者数5人)

 ・ふぐの種類は、コモンフグ、クサフグ(ショッペフグ)、シマフグ等です。

■平成14年次、全国のふぐによる食中毒事件

 ・発生件数37件、患者数56人(うち死者数6人)

 ・家庭での調理で5人の方が亡くなっています。




ふぐ食中毒を防止するために
ふぐには猛毒があります。正しく調理をしないと食中毒を起こし時には死にいたることがあります。
素人調理は大変危険です。絶対に止めましょう!
 ・ふぐ中毒のほとんどは、素人が釣ったふぐを家庭で調理して起こっています。
 ・ふぐ毒は、300度の加熱でも分解しないので、煮たり焼いたりしても無くなりません。
ふぐ処理師により適正に処理されたふぐを食べましょう!
 ・静岡県では条例によりふぐを調理して販売する場合には、「ふぐ処理師」のいる「ふぐ営業所」で有毒部位等を完全に除去したふぐでなければ販売することはできません。


「静岡県ふぐの取扱い等に関する条例」(営業者に対するふぐの取扱い規制です。)

・完全に処理したものでなければふぐは販売してはならない。

・ふぐ処理師でないものは業としてふぐの処理に従事してはならない。

・飲食店等でふぐを調理提供する場合は、営業所ごとに知事の登録を受けなければならない。